今回は1回での大敗というわけではないのですが、何度も何度もやられた銘柄なのでちょっとこいつについての記事を書きたいと思います。
それはもう、ケンシロウVSラオウばりの死闘でした。
いや、一方的にボコられているので死闘という言い方は間違っているかもしれません。
空売りが足を引っ張る
2018年2月、収支は伸び悩んでいました。
伸び悩みの一つの原因として、「空売りが足を引っ張っている」という事実がありました。
過去を振り返ってみますと、2017年は結構大胆に空売りをしていました。
主に過熱感のある上昇銘柄の空売りと、下降トレンドの戻り売りの2パターンです。
しかし過熱感のある上昇銘柄の空売りは、勝率自体はソコソコですがたまにやらかした時にどえらい目に遭います。
というのもやはり市場には仕手株というものが出回っており、いわゆる「筋」と呼ばれる方が強引に上げようとすると時に理解を超えた上げ方をしてくるのです。
そういう場面に出くわした場合にすぐ逃げられればいいのですが、S高までの強引な買い上げを喰らうと逃げ場を失う場合があります。
そう考えるとこの上昇銘柄の空売りはリターンの割にリスクが高すぎると思い、2018年はこれについては極力控えるようにし、空売り時は戻り売り、これを信条に戦っていたのですが、どうにも結果が出ませんでした。
ニチダイという異質銘柄
さてこのニチダイ、1月後半あたりからそりゃあもう猟奇的な動きをしていました。
某有名twitterが何やらつぶやいたりしているらしいのですが、それを差し引いても明らかに過熱感のある上げ方です。
2月に入ってから、僕はこの銘柄の空売りに目を付けていました。
というのも、この手の銘柄は死ぬ時は壮絶に死ぬ、というのがこれまで僕が見てきたいわゆる仕手株末路のお決まりであったため、その際に空売れば大きな利益を上げることができる、という考えのもとです。
なので上昇中は空売りたい衝動を抑え、崩れた!というタイミングを待つ作戦を取っていました。
しかしこのニチダイ、異質なんです。
死闘
2月、何度崩れた!と思わせる瞬間を見てきたことでしょうか。
えげつない急落は何度も見ました。
特売りも見ました。
S安だって見ました。
そしてその都度戻ってきたところで空売りしました。
でも毎回担がれました。
大体いつも急落がなかったことになるくらい戻るんです。
額にしたら全部合わせても5万ちょっとくらいなので、そこまで大した被害ではないです。
しかしその都度何で死なないの?という苛立ちを抑えることができませんでした。
ギブアップ
さすがにこれだけ毎回担がれては精神も財布も持ちません。
ということでニチダイの空売りはギブアップしました。
元々危険水準だから買いは危険、と考えていたので、必然的にこの銘柄は監視から外れることになりました。
結果的には、多分これでよかったです。
余計なイライラを感じることがなくなったので。
最後に
みなさんも、この銘柄だけは勝てない!って銘柄ありませんか?
僕にとって間違いなくニチダイはそういう存在でした。
そういった対象が普通の銘柄だったらとことん付き合うのもいいかもしれませんが、仕手臭のする銘柄は白旗上げる方がよい気もします。
ちょっと前にオフ会でお会いしたスゴ腕トレーダーの方もそうおっしゃっていました。
少なくとも僕みたいにまだ腕に自信がない、って方はこだわりすぎは危ないと思いますよ!
以上です、お読みいただきありがとうございました!