~前回投稿のあらすじ~
・推測統計学とは標本から母集団の性質を推測するもんやで!
・スロットと株じゃあ難易度が段違いっぽくね!?
う・・・ペラい。
それなりのボリュームの内容を投下してこれしか言えていないとは。。。
あとちょっと話題がスロットに寄り過ぎていたので、軌道修正せな。
推測統計学に見るシストレの優位性とは?
スロットは機械であり、これから起こりうる未来のペイアウト率について事前に計算する事が可能である。
これに対し過去の統計はあくまで過去の統計に過ぎず、これから起こりうる未来に直接影響を及ぼすものではない。
これは一番最初に投稿した記事の一文を抜粋したものである。書いたのは他ならぬ俺だ。
別に今でも間違った事を書いたとは思っていないが、少し発想が堅すぎるような気もする。
前回投稿記事では、サイコロを例に推測統計学、および期待値の話を出してきた。
スロットの場合も同様であるが、これらは構造体や仕組みが明らかであるため、その性質・・・言い換えれば期待値を疑う余地がない。
もっと言えば、そもそも推測をする必要すらない。
それゆえ信念をもってその試行を続ける事が出来る。
ではこちらの例ではどう考えるか?
・わが国での新生児の男女比率は、約52%で男、約48%で女という統計がある。これは推測統計学によって導き出されたものである。
・これを踏まえ、無作為に選んだ妊婦さんと対峙し、今まさに産まれんとしている新生児が男だったら勝ち、女だったら負けという勝負があったとする。
・52%という数値を期待値に置き換えると一回の勝負にあたりその期待値は4%となるが、この勝負はするべきか?なお勝負は一回きりではなく、何度もする事が出来る。
この例だとサイコロやスロットの話とは少し性質が異なるため、「う~ん」となる人も出てくると思う。
そしてこの例は過去データの統計から一回あたりのトレード期待値を算出するシステムトレードと性質が似ている。
正に前回俺が言った通り統計は統計であり、これから産まれてくるという未来の事象に影響を与えるものか?となるとそういう話ではない。
そしてサイコロやスロットと違い、新生児が男になるか女になるかどうかの仕組みなんぞわかるハズもない。
あるのは統計によって導き出された期待値4%という数値のみ。
・・・それではこの勝負は避けるべきか?
いや、俺はするべきだろうと思う。
確かにここでの4%というのは絶対的な数値ではない。
どんなに標本サンプルを重ねても、母集団である新生児というものが無限なものであるため、その期待値を一点で言い切るのは不可能である。
統計学的な言い方をすればせいぜい99%の信頼区間。言い換えると「99%の確からしさで期待値2%~6%」というような表現しか出来ない。
よく目にするテレビの選挙速報。あれも出口調査を標本として当否の結果を推測している一つの推測統計学の例であるが、おそらく相当な高い数値の信頼区間で当選確実の一報を出しているものと思われる。
しかし長い歴史を振り返ってみると、当選確実の一報が出されながらその数分後に取り消されてしまった、という実例がやはりある。
そういうものなのである推測統計学とは。
推測なので絶対的なものではない。
そういうものだと理解した上で活用していく必要がある。
話を戻そう。
じゃあやっぱり新生児ギャンブルを続けるのは正しい判断だと断言出来ないのではないか?という意見もきっとある。
わかる。その意見も理解できる。
では少し発想の幅を広げて、新生児ギャンブルをシステムトレードにおける一つの売買ルールに置き換えてみたらどうか?
過去データによって統計的に算出されたプラスの期待値を持つ売買ルールを、複数個並べて運用してみる。
これならグッと信頼度が増すとは思わないだろうか?
皆さんがどう思うかはわからないが、少なくとも俺はこれなら安全じゃね?と思えた。
仮に一つの売買ルールがこけたとしても、性質が異なる売買ルールを複数個運用すればその安全さはグッと増す。
まあこの期待値プラスの売買ルールを考えるのが大変ではあるのだが・・・。
思うに俺は期待値という言葉に囚われすぎだった気がする。
推測統計学における期待値とはこういうものだ、という認識で使っていけばいいと今は思っている。
あまり言葉の意味を深く考えすぎても仕方がない。俺は数学を極めるつもりでもなければ日本語を極めるつもりでもない。
ただ株、システムトレードで理論的に、継続的に勝っていきたい。
その一心なのだ。
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いい感じに締まりそうだったがもう少しだけ語りたい事があるので、近いうちもう一記事投稿するやで!
それとイザナミについては何も語っていないけどどさくさに紛れてアフィリンクも一応置いておくやで!