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シストレ、統計学、期待値、スロット等の話-vol.3

投稿日:2019年5月6日 22:03

vol1.、vol.2では株がいかに難しいか、統計学における期待値とは一体何か、シストレになぜ優位性があると考えるのか、といった話をしてきたが、今回はシストレに関してもう一歩踏み込んだ話をしようと思う。

とりあえず今回のシリーズは一旦これにて完結。

カーブフィッティングの話

「カーブフィッティング」

シストレについて少しでも調べた事がある方なら聞いた事のある単語ではないかと思う。

言葉の意味をwikiさんで調べたところ「実験的に得られたデータまたは制約条件に最もよく当てはまるような曲線を求めること」を指すらしい。

例えばサイコロを10回振って{1,6,3,4,1,5,2,1,6,5}という標本が得られたとする。

この標本を見て「あれ?1の後の数字は期待値高いんじゃね?」という推測を立てたとしたらこれはカーブフィッティングである。

もちろんサイコロの例ではこの推測がカーブフィッティングだと判断出来るが、実際にはこれを判断するのは難しい。

もう一つスロットを例に出して考えてみる。

ミリオンゴッド凱旋という台は、800Gから打ち始めて当たるまで打つ→連チャン即ヤメという行動を取れば期待値が約4,000円取れる。

これはもちろん前回の記事で話した通り、この台は1,000円あたり何G回るか、天井は何Gか、天井性能はいかほどか、といった情報が事前に与えられているので今更議論の余地はない。

ではこういった解析情報を持たず、実践データという標本だけで推測をしようとした場合どうなるか?

1,000件の実践データが手元にあったとする。

何となくハマっている台を当たるまで打って即ヤメというシミュレーションをすればそれなりの期待値が出る。

でももう少し条件を複雑にして、①前回の当たりが200G以内、②当該ゲームの液晶出目が奇数ケツテンパイ、③600G以上のハマり、この条件でシミュレーションすると単純な800Gハマりよりいい期待値が得られたぞ!ならばこれで勝負だ!!!

なんて事が起こりうる。これがカーブフィッティングの正体。

この例をもう少し掘り下げて考えると、①は一応設定がいい方が早い当たりが多い、②は一応当該ゲームのモードがいい可能性が上がる、という事であながち完全に間違いとも言えない。

ここで母集団について今一度考えてみる。

母集団を「設定1~6が均等に配分されているミリオンゴッド凱旋」と仮定すると、前述のカーブフィッティングは一概にカーブフィッティングとは言えないかもしれない。

しかし、「設定1確定のミリオンゴッド凱旋」においては、先程の①、②は間違いなくカーブフィッティング。

そして現実のパチンコ屋は限りなくほぼ全台設定1に近いので、この例はやっぱり現実的にはカーブフィッティングと言える。

結局のところ赤字で書いた箇所は外部要因なので、これを想定して推測を立てる、というのは中々に難しい。

シストレにおける売買ルールも同じ事が言えると思う。

前回の記事で母集団を一つの売買ルールに見立てる、と書いてきたが、実際には「相場×売買ルール」・・・これを一つの母集団と捉えるのが正しい認識だと思う。

もちろん全ての相場で通用する売買ルールが最強であるが、それを考えるというのはやっぱりこれも難しい話である。

カーブフィッティングを避けるには

難しい難しいばかり言っているだけでは話が進まないので、じゃあ結局のところこれを避けるにはどうすればよいか?を考えなければいけない。

そして最初に言ってしまうと明確な答えはワカラナイ。

ワカラナイがやはり条件を複雑にすればするほどカーブフィッティングのリスクが上がる、という事だけは言えるだろう。

一番最初の記事でシストレは概念的なモノにすべき、という事を書いたと思うが、それはこの話から来ている。

ミリオンゴッド凱旋であれば余計な事を考えずにハマり台を打って連チャン即ヤメ、という単純ルールを取る事が一番いい結果が出るのがその例。

この例に出したルールは最終的に600Gハマりを打つ、という保険が効いているのでそれ程ひどい結果にはならない。

しかし、これが前回記事で話した新生児ギャンブルのような条件で、①東京に住んでいる、②30歳以下の妊婦さん、③女児、この条件で期待値出るぞ!なんていうカーブフィッティングに出くわすと目も当てられない。きっとやればやるほど負けるドロ沼にハマる。

そしてそれに気付くのがいつになるのかもワカラナイ。

カーブフィッティング・・・怖いですねぇ。。。。

イザナミの話

カーブフィッティングの話しかしていないので最後に少しだけイザナミの話。

イザナミはこんなツールでこういうところが優れているのでいいっすよ!このリンクから試してごらん!

という事を今言うつもりはない。

なぜなら俺はまだイザナミ使いこなしていないし、シストレで結果も出していないので何の説得力もないから。

なのでいつかはそういった記事も書くかもしれないけど、しばらくシストレ記事については一旦お休み。

だけどこれだけは言っておきたいという事が二つ程ある。

イザナミの評判について

「イザナミ 評判」でググると結構な悪評が飛び込んでくる。

儲かりません!悪徳ツールです!

もうね、アホかと。

イザナミは検証ツールだという事をまず理解すべき。

検証に不具合があるとかいう文句ならまだわかるけど、儲かりませんとか自分の無知を露呈しているだけよ本当に。

売買ルールを考えました!シグナル通りに買ったけど儲かりませんでした!
→ルールが悪いんだろうねきっと。

売買ルールを考えました!シグナルが出たけど少し裁量を交えて売買したところ儲かりませんでした!
→バカなのかな?

売買ルールを考えました!過去の統計では儲かるけど実際に運用してみると儲からないものばかりでどうしようもありません!
→シストレそのものを否定という事だね。そういう考えを丸否定するつもりはないけど、怒りの矛先を検証ツールに向けるのは間違いだよね。

発注の自動化について

イザナミはいいぞ!みんなやるべき!そして願わくば俺のアフィリンクから購入してくれ!

・・・と無責任な事ばかり言うのもマズイので大事な事を最後に一つ。

さっきのアホアホQAにも載せた話だけど、個人的にはシストレに裁量は交えるべきでないと考えている。

なのでやるとなれば発注も自動化すべきと俺は思う。

一応今市販の自動発注ツールなんてものもあるらしいのでそれを使えば大抵の場合は事足りるんだろうけど、自分で発注システムを作れる人は自分で作った方がいいと思う。

まず第一に市販のものはお金がかかる。そして次に多分融通がきかない。

例えば、前日に翌日の指値注文シグナルが100個出たとする。

もちろん100個全てに注文をかけれる資金量であれば問題ないが、そこまでの資金量はないけど取りこぼしたくはない、という状況があったとしよう。

自作発注ツールがあれば、当日指値が近づいた場合のみ指値を入れるとか、指値から5%以上上にいったらもう注文を取り消すとか、そういったアレンジが出来るため取りこぼしを防げる。

これは出来ない人に比べて結構有利な状況だと思う。

まあそれを跳ねのける資金量を持つお金持ちには関係ない話かもしれないけどね。

少なくとも俺はお金持ちでないし作ろうと思えば作れるので自作しますよ。

最後に

最初の記事を合わせると全四話、総文字数約10,000文字の大作が出来上がった。

かなりニッチなところを攻めているのでどれほどの方が興味を持って読んでくださったかはわからないが、そもそも独り言として始めた記事なのでそれはあまり気にしない事にする。

しかし、そんな中でも「少し興味が出てきたぞ」という方がもし居たのであれば・・・

下のリンクから買ってくれ!(ド直球)

株システムトレードソフトイザナミ

ちなみにこれは嘘偽りなく俺は一括で購入した。

いつかも言った気がするけど理由は退路を断つため。

15万クラスの買い物して途中で投げ出したくはないでしょう普通。

まあでも実際いきなり一括購入するのは勇気がいるので、とりあえず無料版で試すのがいいと思いますよ。

どの辺の機能が制限されているか忘れたけど大抵の事は出来た気がするので。

あんまりアフィアフィ臭する記事にはしたくなかったけど、せっかく長文書いたからこれくらいは載っけさせて、って事でね?(´・ω・`)

~完~


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