今から25年程前、当時小学校低学年だった俺は父に連れられ、初めて野球観戦というものをした。
東京ドームで行われた日本ハムVSオリックス戦。
観戦に行った理由はただこれだけである。
ーイチローが見たいからー
当時の俺はまだそこまで野球好きではなかった。
岐阜県出身で熱狂的なドラキチであった父の影響もあり、リビングでよく流れていた巨人戦は多少観ていたが、当時はまだ贔屓のチームなんてなかったし、野球なんてそんなに面白いもんかねぇくらいのテンションだったように思う。
そんな俺でも「イチロー」という名前は当時からよく耳にしていた。学校でもよく話題になっていた。当時のTV中継では巨人戦にも関わらず"今日のイチロー"という速報でイチローのその日の成績が発信されていた。
イチローがパ・リーグで七年連続首位打者を獲得しているのは有名な話であるが、同じ時期に活躍し、三年連続セ・リーグで首位打者を活躍したアロンゾ・パウエルというドラゴンズの外国人助っ人を覚えている方はいるだろうか。
ドラキチの父はよく"今日のイチロー"が放送されると、「今日のイチロー放送するんだったら今日のパウエルも放送するべきやろ!」などと叫んでいたが、これには息子ワイも「何言ってだこの親父・・・」とドン引きであった。
・・・話が少し逸れてしまったので元に戻すが、当時のイチローはそれほどまでに人気、実力共にNPB内で頭一つ抜けた存在であった。
俺のようにイチローが見たい、という理由で球場に足を運んだ人も少なくないだろう。球場内でイチローが打席に立つたびに、物凄い数のフラッシュがたかれる光景を今でもよく覚えている。
そしてそれまで野球にさほど興味がなかった俺も次第に野球に興味を示し、気付けば野球小僧となっていた。
これまで野球を好きになったきっかけというものをちゃんと考えてきた事がなかったのだが、昨日ふと考えてみたところやはりこのイチローというスーパースターが一つのきっかけになっていた事は間違いない。
その後イチローは皆さんご存知の通り海を渡り、そこでもファンの期待を裏切らないどころか想像のはるか上をいく活躍を見せる。
メジャーに渡ってもイチローの成績を見るのが楽しみだった。
社会人二年目、単身辺境の地に送り込まれ、日付がかわるまで働きレオパレスと職場を日々往復するだけの社畜時代。朝PCをつけてイチローの成績を見るのがルーチンになっていた事をよく覚えている。
「今日はマルチ安打に盗塁か~さすがだな~。」こんな風に毎日のイチロー速報を楽しみにしていた人はきっと俺だけではないはず。
大げさな言い回しかもしれないが、イチローの成績を見るのが人生における一つの楽しみになっていたのだ。
そう考えると凄い。これ程までに人の人生に影響を与える選手はそういないだろう。
NPB時代はその活躍でsu少年を野球小僧に導き、海を渡ったその後はその圧巻の成績で大人になったsu中年に生きる希望を与え続けていたのだ。
感謝の気持ちでいっぱいである。
そんなイチローが昨日遂に引退。
平成の終わりと共に、平成の象徴とも言える選手が表舞台から姿を消す。なんだか寂しいがタイミング的にこれでよかったのではないかと思う。
・・・でも本音を言えばやっぱりさみしい。
きっと俺が生きているうちにイチロー程の野球選手を見る事はもうできないだろう。
本気でそう思っている。それ程のスーパースターなのだ。
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あれこれ何のブログ?って思った人。スミマセン、ここから申し訳程度にデイトレの話します。
と言ってもシンプルにこれだけです。
10万負けましたわ。
オンコリスのナンピンで無事チボウ。
イチローの話でどうにかごまかせるかなぁ思ったけどやっぱりつれぇわ。
ちょっと横になりますね。
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