デイトレーダーとしてまだまだ半人前の私ではありますが、僭越ながら最近デイトレについて人に教える、というシーンも実はチラホラ出てきています。
そこで一つ話題となった「ロットの強弱」について、メモ代わりにちょっと私の考えを書いてみます。
導入的な話
普段からデイトレをしていて、ここはある程度自信がある、っていうポイント、大抵の人は持ってると思います。
絶対ではありませんよ?あくまで「ある程度」です。
自分にもそれくらいあるっちゃあります。主に寄りとか寄りとか。あと寄りとか。
じゃあその自信のあるポイントだけロットを上げるべきでは?という問いに対し、自分はNoと答えます。
Noと答えるんですが、実際にはこの答えが正しい考え、とも思ってはいないんです。
何言ってだこいつ?と思われるかもしれませんが、最後まで聞いてください。
プロスペクト的な話
例えば、普段勝率60%、益出し0.8%、損出し1%くらいのところで勝負していたとします。
多少損大利小ではあるものの、これを繰り返していけば数字は残る、ってのは誰でもわかる話かと思います。
では、ここの勝率が60%→80%に上がったポイントが仮にあったとします。
ロットは強く張るべきでしょうか!?
やっぱり張るべきでしょう!!!
ただこれには条件が一つあって、20%を引いた時に普段通り損出し平均1%(ちょっとくらいなら超えても可)に抑えられる人のみ、です。
これ、簡単そうに見えてめちゃくちゃ難しいと私は思っています。
当たり前ですが、20%なんて簡単に引きますよ。連続で引く事だって極めて稀というほどでもないです。
そもそもなぜロットを厚く張るのでしょうか?もちろん大きく勝つためです。
でも至極当然の話ですが、張った分負ける時も大きく負けます。
それも5回に1回というまあまあの頻度で。
ここは自信あり・・・勝率80%・・・だから厚く張る。
しかし逆行しました。その自信は脆くも崩れました。
普段より一層多い含み損を目の当たりにしてもなお、迅速にいつもと同じテンションで撤退態勢入れますか?普段の勝負でやらないナンピンを仕掛けたりしませんか?
その勝負で結構な損を確定させた後トレードをする人は、ちゃんとさっきのロットから落として通常営業のロットに戻れますか?
・・・私はあまり出来る自信がないですw
なので私はどんな勝負も基本勝率60%くらいの思い込みで入ってます。
いつだって4割逆行。だから自信なんて持つな、って考えてます。
そう考えれば、ロットに強弱つけようなんて発想にそもそも至らないです。
まあこれは一種の思い込み作戦みたいなもんなんですけどね。
まとめ的な話
いくら勝率が80%あろうが、益出し0.8%、損切り3.5%なんて数字残してちゃ意味ないです。期待値ないです。
20%を引いた時、「あ、20%引いちゃったんだな」と思えてさらにそれを躊躇なく実行に移せる人は、ロットの強弱はつけるべきでしょう。
一方で私のように自信のない人は、つけるべきでないと思います。
我々がやっているのはデイトレードです。短期スイングや長期保有とは別種目です。
リスクを徹底的に嫌っている人が辿り着く先がデイトレードです。
なのでやっぱりなるべくは大負けはしたくないですよね。
ロットの強弱をつけなければ、大負けの確率も少し減りますね。
と、先日40万強負けた私が語ってみました。