今回は私が場中に使用している自作ツールについて少しお話します。
どこかの記事で書いたかもしれませんが、私一応元システムエンジニアなので、多少のプログラミング知識は持っております。
今回紹介するツールは楽天RSS(リアルタイムスプレッドシート)とエクセルVBAを使用して作成したのですが、ハッキリいって大したものではありません。そしてただの補助ツール扱いです。
後で簡単にどういった仕様なのかも説明しますが、経験者なら一日で作れると思います。
なのであまり期待なさらず、「ふ~ん、こんなの使ってるんだー」くらいの感覚で読んでいただければと思います。
楽天RSS
まず最初に楽天RSSについて簡単に説明しておきます。
私は別に楽天証券の回し者というわけではありませんが、この楽天RSSというものは素晴らしいです。
どう素晴らしいのかということを、エクセルが標準に用意している数式を例に出して話します。
とあるセルに「=A1+A2」と入力すれば、エクセルが自動に計算してくれてA1セルとA2セルの数値を足した数値を表示してくれる、ということは皆さんご存知の方が多いことかと思います。
こんな感じです。誰でも知ってるわ、って話ですね。
これと同じ要領で、RSSを起動した状態でとあるセルに「=RSS|'3906.TJ'!銘柄名称」という関数を入力してみます。
するとどうでしょうか。裏でこのRSSが自動的にエクセルと連携してくれて、このセルには「ALBERT」という銘柄名が表示さるではありませんか!
同様に始値、現在値、といった関数を入力してみます。
ハイこの通り。これは素晴らしいですね。
これ以外にも株式指数に関連する関数が多数用意されており、その種類と書き方はコチラ。
エクセルVBAとの連携
上で紹介したRSSとエクセルVBAを連携させ、簡単なツールを作ってみました。
まあ、言ってしまうとただの急騰、急落検知ツールです。
イメージ図です。
場中、大きくわけて二つのプログラムが動いています。
一つ目は、30秒おきに値をスライドさせていくプログラム。
上の図で言うと、P列をQ列に、Q列をR列に、といった要領でスライドしていく。ただそれだけのプラグラム。
二つ目は、一つ目でスライドさせた数分前の値と現在値で、大きな差が出ているかどうかを検査するプログラム。
例えば、上の図でマネーパートナーズが1分前に300、30秒前に330、現在値が373という値動きをしていたとしましょう。
当然一つ目のプラグラムが動いているので、Q列には330、R列には300という値が表示されています。現在値と比較すると、マネーパートナーズは1分で20%強、30秒で10%強という異常な急騰をしていますね。これを二つ目のプログラムで検知します。
そしてこのプログラムで別シートに転記した後、マネーパートナーズが異常な急騰をしているよー、とアラートを出します。
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これだけです。
本当にただこれだけのツール。
多分VBAを触ったことがある方なら、この説明でもう類似モノが作れると思います。それくらい簡単な仕様です。
作成当初は複雑な条件でアラートを出すようにしたり、別の指標を使用した検査プログラムの作成を試みたりと、色々試行錯誤しました。
しかし結局のところこれは補助ツール扱いだし、ただ急騰急落がわかればそれでいいや、という結論に至り、単純なものとなりました。
そもそも私はテクニカル信者ではないので、条件をつけようにもよくわからなかったというのもあります笑
登録銘柄
最初の50~100個くらいはある程度メンテナンスしています。
前日活況銘柄だったり、材料銘柄だったり、テーマ株だったり、無料メルマガで送られてくる銘柄だったり。
残りはもう面倒なので機械的にマザーズ、JQ、東2から前日の出来高上位を引っ張ってきています。
親切な方が有志で作ってくれたと思われる株価時系列データ取得ツールというものがありますので、それを使用するとよいかと思います。
無料メルマガはこのあたり。
・株 株
ただ結構量が来るので、フィルタかけてフォルダを分けることをお勧めします。
最後に
本当はサンプルコードを載せようかと思っていました。
しかし、自分で作ったものですが今ふとプログラムコードを読み返すと、まったくワケがわかりませんでした・・・。
はっきり言ってクソ汚いプログラムコードです笑
まあ元々自分で使用するために作っているわけですし、保守性を意識してのものではないのでそこは致し方なしというものです。
もしツールつくりたい!でも全然ワカラナイ!という方がいらっしゃれば、個別に連絡もらえれば相談乗りますよ~。
それでは。